北海道で一番栄えている都市・札幌では、ぜひ名所を堪能しましょう。
どうしても北海道の各地に足を運ぼうとしたくなりますが、ネックなのはその距離です。
北海道の観光は、地図で見る感覚と実際の移動時間に差異が生じがち。「北海道はでっかいどう」なのです。
「札幌のホテルについたら、そのあと函館にいって帯広に行って…」なんて計画してしまったら、移動で半日がつぶれてしまいます。
ちなみに、ラベンダー畑で有名な富良野までなら電車で片道約2時間です。映画が一本見れてしまう時間が、片道の移動時間に費やされてしまいます。
そこで、北海道観光ビギナーなら、まずは札幌市内をとことん遊びつくすのが正解です。
札幌の行って損がない観光名所を紹介します。
札幌以外に行くな、というわけではありません。まずは札幌を心行くまで楽しんでみてください、
札幌を代表する観光名所・札幌時計台。創建は明治11年。
札幌農学校(現在の北海道大学)の演武場として建てられ、その演武場のシンボルとしてこの大時計が完成しました。
立地が札幌のオフィス街の中ということもあり、突然現れる時計台は出会った時の感動が少なく、「日本三大がっかり名所」などとも呼んでいる人がいますが、どのポイントに感動するかは人それぞれ。札幌時計台は日本に現存する機械式の時計台としては最古のものですので、そこにロマンを感じてみてはいかがでしょうか。
今でも週に2度おもりを人力で巻き上げ、時計として現役で稼働しています。
札幌農学校(現在の北海道大学)における初代教頭であり、「Boys,be ambitious」の名言でも知られるクラーク博士の銅像が建っているのがこのさっぽろ羊ヶ丘展望台となります。
明治後期から国が管轄する牧場だったこの地域。昭和になると北海道の観光名所となり、戦後観光名所としての展望台が整備されました。
展望台からは札幌の市街地や石狩平野を見渡すことができ、敷地内は四季を彩る植物が植えられているため、どの季節に訪れても景観を楽しむことができる景勝地となっています。
札幌市西部、札樽自動車道「札幌西IC」近くにある観光スポット。
1995年に「チョコレート・ファクトリー」として誕生し、
2003年に「白い恋人パーク」と改称して現在に至ります。
札幌銘菓「白い恋人」でおなじみの石屋製菓が運営するテーマパークであり、白い恋人の製造過程の見学などもできます。
敷地内にはお菓子作りを体験できるワークショップや、ここでしか食べられないスイーツが楽しめるカフェやレストランもあり、お菓子作りを体験し、学び、そして楽しめるテーマパークになっています。
札幌駅から地下鉄とバスで約15分という好立地にある歴史のある動物園。
昭和25年に開催された、東京上野にある上野恩賜動物園の異動動物園が好評だったことからこの血に誕生しました。
円山動物園の約22万㎡という広大な敷地には、169種(※2018年現在。昆虫類は除く)の動物が飼育されています。
飼育環境下では難しいとされているホッキョクグマの自然繁殖に何度も成功しており、ホッキョクグマが展示されている「ホッキョクグマ館」は人気展示の一つとなっています。
札幌テレビ塔から約5分、札幌駅からでも10分かからない位置にあるサッポロビール園。
基はサッポロビールの製麦工場があった地に誕生した、ビールとジンギスカン、さらに札幌の開拓の歴史が学べる施設です。
サッポロビール園内には5つのホールがあります。巨大なケッセル(ビールを仕込む釜)が印象的なケッセルホール、寿司やカニも楽しめるトロンメルホール、多彩な味付けのジンギスカンを楽しめるライラック、モダンな雰囲気のポプラ館、そしてちょっと贅沢な雰囲気のガーデングリル。
お好みのシチュエーションで最高のビールとジンギスカンを楽しみましょう。
札幌最大の歓楽街であり、日本三大歓楽街のひとつでもあるすすきの(ほかの2つは東京・新宿歌舞伎町と福岡・中州)。多くの飲食店、風俗店、宿泊施設などが集まる、巨大な歓楽街となります。
歓楽街と聞くと治安の面でやや不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、すすきのは女性のみのグループでも安心して飲み歩ける治安のいい歓楽街としても有名です。
札幌で何を食べるか迷ったらとりあえず市電で「すすきの」を目指しましょう。あらゆるジャンルの名店が集まっていますので、オイシイ食事やお酒に出会えるはずです。
北海道・札幌といえば新鮮な海の幸を思い浮かべる方も多いでしょう。そんな海の幸を堪能できるのが「中央卸売市場場外市場」です。
札幌駅から車で15分程、JR桑園駅近くにある中央卸売市場では、お土産に最適な海産物はもちろん、新鮮な海の幸を楽しめる食堂などもあり、見て回ってお腹が空いたら食事というのがおすすめのコースです。
覚えておきたいのが営業時間。中には夜まで営業している店もありますが、15時を過ぎると閉店する店も増え始めますので、それを念頭に置いて行動計画を立てましょう。
札幌市内、定山渓にある日帰り可能なスキー場。札幌中心部からでも車で約1時間というアクセスの良さもあり、人気のスキー場です。
北海道のスキー場としては比較的営業している期間が長く、例年11月~5月上旬のゴールデンウィークあたりまで営業しているため、札幌旅行などでもある程度の滞在期間がある方は、1日スキーを楽しむという事も可能です。
都市部からは札幌駅や真駒内駅周辺から直通バスも出ています。レンタルアイテムを揃っていますので、手ぶらで気軽に行けるスキー場といえるでしょう。
札幌市制定100周年を記念して、1970年に開園した札幌市内の公園。「旭山」という名前がついていますが、旭川市にある「旭山動物園」とは直接関係なく、札幌市内にある公園ですので、当然近いということもありません。
園内には四季を彩る樹木が植えられており、季節ごとに違った表情を見せてくれます。また園内の展望台からは札幌市街を一望できます。
札幌市内でも有数の夜景スポットとなっており、札幌に訪れた際はぜひ立ち寄りたいスポットです。
札幌市の東部にある広大な敷地を誇る公園です。札幌の市街地を公園や緑地帯で包むというグリーンベルト構想により誕生した公園で、世界的な彫刻家イサム・ノグチ氏が基本設計を行った公園となっています。
元来はこの土地にあった「モエレ沼」の周辺を緑地化し、運動場や植物園を併設する予定でしたが、この計画に強い関心を示したイサム・ノグチ氏により、さらに広大なエリアが公園となり、公園全体で一つの彫刻となるように設計されました。
園内には遊歩道だけではなく多くの遊具や芸術作品が設置されており、散策するだけで楽しめる公園となっています。